電気代が一番安い暖房は?エアコン・セラミックヒーター・オイルヒーター・こたつ・電気毛布を比較
電気代だけで比べると、部屋全体を暖めるならエアコン、自分だけ暖めるならこたつや電気毛布が安く済みます。セラミックヒーターやオイルヒーターは1時間あたりの電気代が高めで、使う場所と時間を選ぶ暖房です。
- 6畳用エアコンの暖房は定格470W、1時間約15円
- セラミックヒーター(1200W)は1時間約37円
- こたつ・電気毛布は1時間数円以下
結論:暖房器具の電気代(1時間あたり)
| 暖房器具 | 暖める範囲 | 消費電力 | 1時間の電気代 |
|---|---|---|---|
| エアコン(6畳用) | 部屋全体 | 定格470W | 約14.6円 |
| セラミックファンヒーター | 足元・狭い範囲 | 600〜1200W | 約18.6〜37.2円 |
| オイルヒーター | 部屋全体(ゆっくり) | 500〜1200W | 約15.5〜37.2円 |
| こたつ | こたつの中 | 平均80〜160W | 約2.5〜5.0円 |
| 電気毛布(弱) | 寝床 | 定格55〜75W | 約0.7円 |
エアコンはダイキン S226ATES(6畳用)の暖房定格消費電力、こたつと各ヒーターの範囲はアイリスオーヤマの比較記事、電気毛布はアイリスオーヤマ製品の公表値(室温20℃・弱)です。
部屋全体を暖めるならエアコンが有利
エアコンは電気で直接熱を作るのではなく、外の空気から熱を集めて部屋に運ぶ仕組み(ヒートポンプ)です。そのため、同じ電気でヒーターより多くの熱を出せます。6畳用のS226ATESは、暖房能力2.2kWに対して定格消費電力が470Wです。
このモデルの冷房・暖房を合わせた年間の目安(期間消費電力量)は717kWhで、電気代にすると年間約2万2,000円です(JIS C 9612:2013の条件による)。
なお、外気温が低いほど効率は下がり、霜取り運転で一時的に暖房が止まることもあります。寒冷地では寒冷地向けモデルを検討してください。
セラミックヒーターは「短時間・狭い場所」向き
セラミックファンヒーターはスイッチを入れるとすぐ温風が出るのが長所ですが、1200Wで使うと1時間約37円と、6畳用エアコンの2倍以上かかります。脱衣所やトイレで10〜30分だけ使う、といった用途なら電気代は1回約6〜19円で済みます。
オイルヒーターは静かで空気が乾きにくい
オイルヒーターは温めたオイルの熱で部屋をゆっくり暖めます。風が出ないので静かで、空気が乾燥しにくいのが特徴です。温度調節で消費電力は上下しますが、最大1200W前後の製品が多く、長時間使うと電気代は高くなりがちです。電気代より快適さを重視する人向けです。
自分だけ暖めるならこたつ・電気毛布
こたつや電気毛布は体のまわりだけを暖めるため、消費電力が小さく済みます。詳しくはこたつの電気代、電気毛布の電気代をご覧ください。
おすすめの組み合わせ
| 場面 | おすすめ |
|---|---|
| リビングで家族と過ごす | エアコン+こたつ |
| 一人で在宅ワーク | エアコン弱め+ひざ掛けタイプの電気毛布 |
| 寝室 | 電気毛布(起床前にエアコンをタイマーで) |
| 脱衣所・トイレ | セラミックヒーターを短時間 |
エアコン暖房は空気が乾燥しやすいため、加湿器との併用もおすすめです。加湿器の電気代は方式別の比較記事で解説しています。
- 電気料金単価:31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・税込、2022年7月改定)
- 計算式:消費電力(W)÷1000 × 使用時間(h)× 31円
- 製品の数値は、確認日時点のメーカー公表値・販売店の仕様表によるものです。
